茶事招待状の返事文例を12個!出席できない場合も

茶事に招かれるというのは、とても光栄なことですよね。

日常とはひと味違う、格式と心づかいが交差する特別なひとときです。

だからこそ、招待状への返事も、丁寧に心を込めてお伝えしたいものです。

ですが、いざ返事を書くとなると、「どんな言葉がふさわしいの?」「失礼のない言い回しって?」と、少し緊張してしまう方も多いのではないでしょうか。

kayomama

そこで、今回の記事では、茶事招待状の返事文例12個について紹介していきます。

また、お詫びの気持ち表現やデジタル時代の茶事招待状への対応などについても解説しています。

それぞれのシーンについて、できるだけ自然で親しみやすい表現で紹介していきますよ。

それでは、はじめに基本の返事文例から見ていきましょう!

茶事招待状の基本の返事文例

こちらの章では、茶事招待状の基本の返事文例を3つ紹介します。

  • 出席する場合
  • 女性向け
  • 男性向け

今回は、男女別でももわかりやすいように文例を紹介していますので、気になったあなたは確認してみて下さいね!

それでは、具体的にどのように書くのか一緒に見て行きましょう。

出席する場合

茶事招待状の返事で出席の意思を伝える場合は、まずは「お招きいただきありがとうございます」と感謝の言葉を丁寧に伝えましょう。

そのうえで「喜んで参加させていただきます」と出席の意志をはっきりと伝えることが大切です。

「このたびはご丁寧なお招き状をいただき、誠にありがとうございます。

お心遣いに心より感謝申し上げます。

喜んでお伺いさせていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。」

このように書くと、かしこまりすぎず、それでいて失礼のない、ちょうどいい丁寧さが伝わります。

どうしても返信に時間がかかってしまうときは、その理由も一言添えると安心ですよ。

女性向け

女性として茶事に参加する際の返事文は、優しい印象を与えることがポイントです。

文末や言葉選びを丁寧に、やや控えめにすると品が伝わります。

「このたびはお招きいただき、誠にありがとうございます。

ささやかではございますが、お心遣いに感謝し、参加させていただきたく存じます。

当日を心より楽しみにしております。」

このような表現を使うと、女性らしさが相手にも伝わりますよ。

「心より」「ささやかですが」などの表現を加えると、より上品な雰囲気になります。

男性向け

男性からの返事文は、簡潔で丁寧な文面が好まれます。

ただし、そっけなくならないように、感謝と敬意を込めるのがポイントです。

「このたびはご丁寧なお招き、誠にありがとうございます。

喜んで出席させていただきます。

当日を楽しみにしております。」

すっきりとした表現ですが、「誠に」「喜んで」といった丁寧な言葉を入れることで、形式を守りつつ誠意が伝わる文面になります。

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男性向けとはいえ、砕(くだ)けすぎるのはNGです。

一定の格式を保った文章を心がけましょう。

そして、平日はバリバリ会社で働いているというあなたには、メールでの別件の切り出し方を書いているコチラの記事がおすすめ!

シチュエーション別の例文や、別件を切り出す際のポイントなども紹介しているので、あなたの仕事に使えてさくさくメールを送れますよ。

メールでの別件の切り出し方!スマートな使い方例文10個
この記事ではメールでの別件の切り出し方について紹介しています。 また、シチュエーション別の例文や避けるべき表現、注意点なども解説。

茶事でのシーン別の返事文例

次に茶事でのシーン別の返事文例について、4つ紹介していきますね!

  • 初釜の招待状への返事
  • 季節の茶会への返事
  • 特別茶事への返事
  • 茶道教室からの招待への返事

茶事の招待を受けたとき、内容や季節によって返事の書き方を少し工夫すると、より丁寧で心のこもった印象になります。

特に、初釜や季節ごとの茶会、特別な茶事、茶道教室の催しなど、シーンによって言葉選びを変えると、相手の気持ちにもちゃんと寄り添えますよ。

丁寧な言葉選びが、お招きへの感謝の気持ちを伝える手段にもなりますし、気持ちよく交流を続けるきっかけにもなりますよ。

どんな風に書けばいいのか迷ってしまう方も多いと思いますので、ここからは、初釜・季節の茶会・特別茶事・茶道教室それぞれのシーンに分けて、具体的な返事の書き方を紹介していきますね。

ぜひ、参考にしてみてください♪

初釜の招待状への返事

初釜の招待状への返事は、年のはじめにふさわしい丁寧な言葉で、お祝いの気持ちとともに出席の意志を伝えるのが基本です。

やはり新年最初の行事ですから、「今年もどうぞよろしくお願いいたします」といったご挨拶を入れておくと、品のある印象になります。

「このたびは初釜のご案内をいただきまして、ありがとうございます。

新年のはじまりにふさわしい晴れやかなひとときを、楽しみにしております。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。」

このような一文を添えることで、堅苦しすぎず、でも新年らしい丁寧さが出せますよ。

季節の茶会への返事

季節の茶会への返事は、その時期ならではの風情や行事を少しだけ織り交ぜると、ぐっと雰囲気が良くなります。

たとえば、春なら「桜の花も待ち遠しい季節となりました」や、秋なら「紅葉が美しい頃となりましたね」といった季節の挨拶を最初に入れて、そのあとにお礼と出席の意思を伝えると、とても自然で心のこもった印象になります。

「このたびは○○茶会へのご案内をいただき、誠にありがとうございます。

新緑の季節に皆様とご一緒できますこと、今から楽しみにしております。」

上記のように、自然な挨拶と出席の意思でまとめると、バランスよく仕上がります。

特別茶事への返事

特別茶事への返事は、より丁寧でかしこまった表現を心がけるのがいいですよ。

たとえば記念茶会やお祝いの茶事などは、通常よりも格式が高い場合が多いため、言葉遣いにも気を配ると安心です。

「このたびは特別なお茶席にお招きいただき、誠にありがとうございます。

このような光栄な機会にご一緒させていただけますこと、心より感謝申し上げます。」

上記のような少し丁寧な表現にすると、状況に合った返事になります。

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ちょっとした気配りが、相手にも伝わりますよ。

茶道教室からの招待への返事

茶道教室からの招待への返事は、あまり堅苦しくなりすぎず、普段のお付き合いの延長として、親しみを込めた返事にするといいですね。

「このたびは○○教室のお茶会にお招きいただき、ありがとうございます。

日頃の学びの成果を皆さまと分かち合える場に参加できること、嬉しく思っております。」

このように、感謝と一体感を大切にした文章にすると、ちょうどいい温度感になります。

お稽古仲間との関係性を考慮して、「今後ともよろしくお願いいたします」といった一文を添えても良いですね。

それぞれの茶事には、それぞれの意味や雰囲気があります。

だからこそ、返事の文面も少しずつ変えてあげることで、相手にも「ちゃんと考えて書いてくれたんだな」と伝わるんです。

難しく考えすぎず、でも心を込めて書くことが何よりも大切ですよ。

どんなシーンでも、感謝の気持ちと丁寧な表現を心がけてみてくださいね。

出席できない場合の茶事招待状の返事文例

こちらの章では、出席できない場合の茶事招待状の返事文例について紹介していきます。

  • 欠席理由の適切な文例
  • 欠席の場合のお詫びと気持ち文例

茶事にお招きいただいたのに出席できないときは、まずは感謝の気持ちをきちんと伝えつつ、理由を簡潔に添えて丁寧にお断りするのがマナーです。

無理にかしこまる必要はありませんが、相手のご厚意を思うと、やっぱり心のこもった言葉を添えたいものですね。

ただの欠席連絡にならないように、「本当は行きたかった」という気持ちや「次の機会にはぜひ」という前向きさを伝えることで、お相手への誠意もしっかり伝わります。

それでは実際にどのように書いていけばいいのかも、一緒に見ていきましょう。

欠席理由の適切な伝え方

欠席理由の適切な伝え方では以下の2つの場合について紹介していきます。

  • 体調不良の場合
  • 予定の重複の場合
  • 急な用事の場合

「行けません」と伝えるだけではちょっとそっけないですよね。

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私も、主催者ならそっけなく感じてしまうかもしれません。

だからこそ、事情をやんわりと、でも丁寧に伝える工夫が大事になりますよ。

欠席理由の適切な伝え方は、「ご迷惑にならないよう配慮しつつ、率直に簡潔に」が基本です。

相手も準備などで忙しい中、理由がきちんと伝われば安心してもらえるものです。

体調不良の場合

体調不良で欠席するときは、無理せず素直に「大事をとって」などの表現を使うと、感じよく伝えられます。

「このたびはご丁寧なご案内をいただき、ありがとうございます。

あいにく体調を崩しておりまして、大事をとって欠席させていただくことにいたしました。

せっかくのお席にご一緒できず、申し訳ございません。」

このような言い回しがいいかなと思いますよ。

病名などは詳しく書かなくて大丈夫ですし、「体調不良」で十分伝わりますよ。

予定の重複の場合

すでに別の予定が入っているときも、やんわりと伝えれば失礼にはなりません。

「このたびは素敵なお茶席にお招きいただき、ありがとうございます。

あいにく先約がございまして、誠に残念ながら今回は欠席させていただきます。」

このように、予定の重複を理由にする際は、「あいにく」や「誠に残念ながら」といった言葉で気持ちを添えるとやわらかい印象になります。

急な用事の場合

直前で欠席を伝えるときは、丁寧にお詫びしながら、簡潔に事情を伝えましょう。

「突然のご連絡になり恐縮ですが、急用が入りましたため、やむを得ず欠席させていただきます。

せっかくお声がけいただいたのに大変申し訳ございません。」

このように、急な変更へのお詫びとお招きへの感謝を忘れずに書くのが大切です。

欠席の場合でのお詫びの文例

次に、欠席の場合でのお詫びの気持ち表現についても以下の2つを紹介します。

  • 次回参加への意欲を示す文例
  • 心ばかりの品を送る場合の文例

ただ「行けない」と伝えるだけでは気が引けますよね。

だからこそ、相手への感謝と自分の気持ちをきちんと添えるいいですよ。

欠席の場合のお詫びには、「お招きへの感謝」「残念な気持ち」を入れてくださいね!

それでは、よく使われる2つの表現例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!

次回参加への意欲を示す表現

次の機会を楽しみにしている気持ちを添えることで、関係性もスムーズにつながっていきます。

「また次の機会にはぜひ参加させていただければと思っております。

その節はどうぞよろしくお願いいたします。」

このように、前向きな気持ちを言葉にしておくと、欠席の印象がやわらぎますし、相手にも安心してもらえます。

心ばかりの品を送る場合の表現

欠席のお詫びに、ちょっとしたお菓子やお茶などを贈る場合もありますよ。

そんなときは、贈り物だけでなく、ひとこと添えたお手紙なども忘れずに送りましょう。

「当日ご一緒できないお詫びの気持ちとして、心ばかりの品を同封させていただきました。

皆さまのお茶会が和やかで素敵なひとときとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。」

このように、あなたの想いを込めた言葉を添えると、より丁寧で印象がよくなります。

デジタル時代の茶事招待状への対応

どんどんデジタル化している中で、茶事招待状への対応も変化していますよ!

そこで以下の2つの項目について紹介していきますので、参考にしてみて下さいね。

  • メールやLINEでの返信
  • SNSへの投稿や写真撮影の注意点

最近では、茶事のお誘いもメールやLINEなど、デジタルな方法で届くことが増えてきましたよね。

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形式は変わっても、大切なのはやっぱり「丁寧な気持ちをきちんと伝える」ことなんです。

デジタル時代の茶事招待状への対応は、メールやLINEであっても昔ながらの礼儀を忘れず、丁寧な返信や振る舞いを心がけるのが基本ですよ。

ここからは、そんなデジタル時代のマナーについて、解説していきますね。

メールやLINEでの返信

「お誘い、ありがとうございます」という感謝の気持ちは、どんな返信手段でもちゃんと伝えることが大事です。

短い文面でも、ひとことの気遣いで印象が大きく変わりますよ。

メールやLINEでの返信では、短すぎず、相手を思いやる丁寧な言葉を選ぶのがポイントです。

メールやLINEでの画面越しのやりとりは感情が伝わりづらい分、ちょっとした配慮が信頼や安心感につながります。

「ご丁寧なお誘いをありがとうございます。

ぜひ参加させていただきます」

このような一文を添えるだけで、あなたの印象がぐっとよくなりますよ。

メールやLINEでは、「うっかり読んでそのまま…」にならないよう、招待を受けたらすぐ一言お返事しておくと安心です。

特に「忘れっぽいかも」と感じるあなたは、すぐに返信をしておきましょうね♪

SNSへの投稿や写真撮影の注意点

写真やSNSの扱いには、ひと呼吸おいた配慮(はいりょ)が必要なんです。

お茶の席はとても美しい時間なので、「写真を撮りたい!」と思う気持ち、わかります。

ですが、ちょっと待ってくださいね。

茶事は静けさと一期一会の空気を大切にする場です。

SNSへの投稿や写真撮影では、場の雰囲気を乱さないようにすることと、他の参加者や亭主(招いてくれた方)の気持ちを大切にするのが大前提です。

たとえば、茶事中の撮影は控えるのが基本です。

どうしても撮りたい場合は、開始前や終了後に、以下の点を気をつけましょう。

  • 必ず亭主に「写真を撮ってもよろしいでしょうか?」と一声かける
  • 撮った写真をSNSに投稿する際は、参加者の顔や名前が映っていないかの確認をする

何気ない投稿が思わぬトラブルになることもあるので、「共有するなら一度立ち止まる」が鉄則ですよ。

招待状返信時のマナー

こちらの章では、大事な招待状返信時のマナーについて解説していきます。

  • 句読点や忌み言葉の使用を避ける
  • 定規を使った丁寧な二重線の引き方

茶事の招待状を受け取ったら、まず意識したいのが「丁寧な気持ちをきちんと形にすること」ですよね。

茶事という特別なおもてなしの場では、招待状やその返信にも「丁寧に答える」というのが礼儀とされています。

ここからは、招待状の返信の基本的なマナーについて、順番にお伝えしていきますね。

句読点や忌み言葉の使用を避ける

お返事を書くときは、「句読点を使わない」「縁起の悪い言葉を避ける」が鉄則です。

茶事では、特に気をつけたい大事なマナーです。

句読点には「区切る」「終わらせる」という意味合いがあるため、お祝い事や人と人とのご縁が続くことを願う場には合わないとされているんです。

また、「終わる」「切れる」「流れる」といった忌み言葉も、縁起を気にする茶事のような席にはふさわしくありませんよ。

文章を書くときは、句読点の代わりに空白や行の切り替えで読みやすさを工夫すると、自然な文に仕上がります。

「拝復」「このたびは」など、柔らかく丁寧な表現を選ぶことも大切な心配りのひとつです。

定規を使った丁寧な二重線の引き方

訂正しなければいけない場面では、消しゴムや修正ペンで消すのではなく、定規と筆ペンで「丁寧に二重線」を引くのが正解です。

定規を使った二重線は、失礼にならない訂正方法として昔から使われているやり方です。

手紙や返信はがきなどに書き間違いをしてしまったとき、ボールペンや消せるペンで消してしまうと、かえって雑な印象になってしまいますよ。

ただし、訂正が多すぎると見栄えが悪くなるので、一ヶ所以上の書き間違いがあるときは、最初から書き直すのが望ましいです。

うっかり書き損じても、焦らず丁寧(ていねい)に直せば、相手にもきちんとした印象が伝わりますよ。

茶事招待状の返事はいつまでに出すべき?

お招きいただいたものの、お返事のタイミングはいつまでだろう、、と感じているあなたはぜひ、以下を確認してくださいね!

  • 返信が直前になった場合
  • 返信が遅れる場合
  • 招待状に返信し忘れた場合

茶事の招待状をいただいたら、できるだけ早めに、遅くとも数日以内にはお返事を出すのが礼儀です。

「なるべく早く」が基本ですが、目安としては3日以内を心がけると安心です。

茶事は格式の高いおもてなしの場なので、主催者側はお料理やお道具の準備、席順の調整など、細かい段取りを早めに整える必要があります。

だからこそ、招待状に対しての返事も早めにいただけるととても助かるんですよ。

特に人数の調整が重要な茶事では、出欠がはっきりしないと、ほかの招待客にも影響が出てしまうことがあります。

その一方で、どうしてもすぐに返事ができない事情があるときや、うっかり忘れてしまったときもあるかもしれませんよね。

そんな場合でも、きちんとした対応をすれば、失礼にはなりません。

ここからは、返事が遅れてしまったときや忘れてしまったときの対処法についても、順番に解説していきますね。

返信が直前になった場合の対応方法

もし返事が開催日ギリギリになってしまったら、まずはお詫びの言葉を添えて、なるべく早くご連絡することが大切です。

直接電話するのがベストですが、難しい場合は速達でお返事を送っても構いません。

以下のような一言を添えるだけでも、印象はかなり変わりますよ。

  • 「ご多用のところ大変失礼いたしました」
  • 「ご準備も進んでいるところかと存じますが」

直前の返事はどうしても失礼にあたる可能性がありますが、黙っているよりは、きちんとお詫びの気持ちを伝える方が誠意が伝わります。

お相手も人間ですので、丁寧(ていねい)に対応すればきっと気持ちは通じます。

返信が遅れる場合の対応方法

何らかの理由でお返事が遅れそうなときは、「まず一報いれる」のが基本です。

はっきりした返事ができない場合でも、その旨を丁寧にお伝えすれば問題ありません。

たとえば、体調が優れない、子どもの予定が未確定、仕事のスケジュールがまだ決まらない…そんなこともありますよね。

そういったときは、以下の文を使って下さいね!

「お招きありがとうございます。

○日頃にはお返事を差し上げられると思います」

このように一度、連絡しておくと相手も安心して待てますよね。

また、後日あらためて正式なお返事を出す際には、「ご連絡が遅くなり申し訳ありませんでした」と素直にお詫びの言葉を添えるのを忘れずにしましょう。

気持ちのこもった言葉が、何よりのマナーになりますよ。

招待状に返信し忘れた場合の対処法は?

うっかりお返事を出し忘れてしまった…そんなときは、まず落ち着いて、できるだけ早く謝罪(しゃざい)とともに連絡をしましょう。

気づいた時点での、即行動が大切です。

誰にでも忘れてしまうことはありますが、気づいたときにきちんと対応すれば、大きな失礼にはなりません。

「うっかりしておりまして、たいへん失礼いたしました。

今からでも間に合いましたら、ぜひ出席させていただきたいのですが…」

このように、率直にお詫びと気持ちを伝えましょう。

欠席の場合でも、「本来であれば早くご連絡すべきところ、申し訳ありませんでした」と一言添えるのがポイントです。

大切なのは、誠実な気持ちでしっかり対応すること。

それだけで相手の受け止め方も大きく変わります。

茶事招待状の返事でよくある質問

茶事の招待状をいただいたとき、書き方やマナーがわからなくてちょっと不安になることってありますよね。

とくに普段なじみのない形式の手紙だと、「これで合ってるのかな?」とドキドキすることもあると思います。

ここでは、茶事の返事についてよくある質問をひとつずつ取り上げて、わかりやすくお話ししていきます。

Q1.返信はメールでもよい?

A1.茶事の返信は、できるだけ手書きの礼状で出すのがマナーです。

茶事はとても格式の高いおもてなしなので、メールやLINEなどのデジタルツールでの返事は基本的にはふさわしくありません。

主催者も丁寧にお招きしてくれているので、それにきちんと応える意味でも、手紙で返すのが正式です。

ただ、やむを得ない事情がある場合は、まず電話などで一報を入れてから、後日きちんと礼状を出すという方法が丁寧です。

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私も以前、子どもの急な体調不良で返事が出せず焦ったことがありましたが、主催者の方に電話でお詫びと事情を伝えてから、あらためて手紙を出したら「ご丁寧にありがとう」と喜んでもらえました。

Q2.返信用封筒がない場合は?

A2.返信用封筒がなくても、白無地の封筒と便箋を使えば問題ありません

茶事の招待状には返信用封筒が入っていないこともありますが、そのときは自分で白無地の便箋と封筒を用意して、丁寧に手書きでお返事を書きます。

派手な色柄は避けて、できるだけ落ち着いた雰囲気の文具を選ぶのがポイントです。

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私も最初のころは「どんな封筒を使えばいいの?」と悩みましたが、文房具店の人に教えてもらって、それ以来ずっと白の便箋と封筒をストックしています。

100均にも上品なものがあるので、いざというときのために購入しておくと便利です。

Q3.茶事招待状の返事を代筆してもらっても良い?

A3.茶事の返事は、基本的には本人が書くのが礼儀です。

茶事はおもてなしの心を大切にする場なので、返事にもその人自身の気持ちや礼儀が込められていると考えられています。

ですから、たとえ字が苦手だったり、書くのが遅くても、自分の手で書くことが一番丁寧な対応になります。

ただし、どうしても自分で書けない事情があるとき(けがや病気など)は、代筆してもらってもかまいません。

その場合は、便箋のすみに「代筆にて失礼いたします」などの一言を添えておくと誠意が伝わります。

kayomama

以前、妊娠中でつわりがひどく、字を書くのもつらかったときに、母が代筆してくれたことがありました。

大切なのは、相手への思いやりの気持ちです

茶事招待状の返事文例のまとめ

本記事では、出席・欠席それぞれの場合に合わせた茶事の返事文例を、シーン別に紹介しました。

<基本の例文>

  • 出席する場合
  • 女性向け
  • 男性向け

さらにシーン別や出席できない場合の文例を紹介しました。

<シーン別>

  • 釜の招待状への返事
  • 季節の茶会への返事
  • 特別茶事への返事
  • 茶道教室からの招待への返事

<出席できない場合>

  • 体調不良の場合
  • 予定の重複の場合
  • 急な用事の場合
  • 次回参加への意欲を示す文例
  • 心ばかりの品を送る場合の文例

ぜひ、茶事招待状を受け取ったときには、この記事を参考にその時の状況に合わせてお返事してみて下さいね!

そして、お返事はなるべく早くお返ししましょう。

あなたが、茶事招待状の返事を迷うことなく書けることを祈っています。

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