もしくはの例文!基本的な使い方や「または」との違いにビジネスでの注意点も 

 文章やメールで「もしくは」を使うとき、「使い方は合っている?」「またはと何が違うの?」と迷うことはありませんか?

「もしくは」はビジネスや公用文で重宝する接続詞ですが、正しいルールを知らないと、相手に誤った条件で伝わってしまう可能性があります。

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そこで本記事では、「もしくは」の具体的な例文をシーン別に紹介します。

「または」との明確な違いや注意点も解説します。この記事を読めば、正しく使いこなせるようになるはずですよ!

【シーン別】もしくはの例文集!簡単な短文からビジネスメールまで 

「もしくは」は、提示されたいくつかの選択肢のうち「どちらか一方」、あるいは「どれかひとつ」を選ぶときに使う接続詞です。

日常のささいなやり取りから、間違いが許されないビジネスメール、さらには厳格なルールが求められる公的文書まで、幅広いシーンで使われています。

この章では、今すぐ真似して使える具体的な例文をシーン別に紹介します。

日常会話や作文で使える「もしくは」の簡単な短い例文

日常会話や学校の作文などで使われる「もしくは」は、「Aか、それともBか」というフランクな選択肢を提示するときに便利です。

まずはイメージしやすい簡単な短文からチェックしていきましょう! 

<例文1>
「明日の昼食は、うどんもしくはそばにしようと考えている。」 

<例文2>
「お支払いは現金、もしくはクレジットカードがご利用いただけます。」 

<例文3>
「今週末は家族で海に行く予定だが、雨天の場合は映画館、もしくは水族館に行くことになった。」 

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日常の口頭でのやり取りでは、「もしくは」の代わりに「〜か」「または」を使うケースが多いです。

作文などで少し文章を整えたいときや、選択肢を丁寧に提示したいときに「もしくは」が活躍するでしょう。

ビジネスメールや公的文書で使える「もしくは」の例文

「もしくは」を使うことで、選択肢がスマートに整理され、知的な印象の文章に仕上がります。 

<例文1(ビジネスメール・日程調整)>
「次回の打ち合わせですが、来週火曜日の14時、もしくは木曜日の10時ではいかがでしょうか。」 

<例文2(業務連絡)>
「経費の申請をされる方は、領収書、もしくは購入履歴の画面を印刷して提出してください。」 

<例文3(公的文書・規約)>
「本サービスを利用できるのは、満18歳以上の者、もしくは保護者の同意を得た未成年に限ります。」 

ビジネスや公的文書で「もしくは」を使う場合、提示された選択肢の「どちらか一方のみ」が有効という意味になります。

「両方とも必要」という意味(かつ/および)とは真逆になってしまうため、条件の設定には十分注意しましょう!

テストやアンケートなどの問題文や選択肢で使われる例文

学校のテスト、資格試験の問題文、あるいは意識調査などのアンケートでも「もしくは」は多く使われている言葉です。

回答者に「条件」を正確に読み取ってもらうための表現として使われます。 

<例文1>
「次の記述のうち、正しいもの、もしくは明らかに誤っているものを一つ選びなさい。」 

<例文2>
「週に3回以上運動をする、もしくは毎日1万歩以上歩く方に伺います。」 

<例文3>
「解答の記入には、黒の鉛筆、もしくはシャープペンシルを使用してください(ボールペンは不可)。」 

このようにテストやアンケートでは、回答の条件を厳密に指定するために「もしくは」がよく使われます。

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見落として誤った選択をしないよう前後の文脈をしっかりと読み取ることが大切ですね。 

もしくはと「または」「あるいは」の違いと使い分けのルールを確認しよう!

「もしくは」と似たシーンで使われる言葉に「または」や「あるいは」があります。これらはすべて「選択(どちらかを選ぶ)」を表す接続詞ですが、実は明確な使い分けのルールが存在します。

特にビジネス文書や公用文では、使い分けを間違えると文章の意味がガラリと変わってしまうこともあるため、ここで正しいルールをマスターしておきましょう!

【大前提】「もしくは」と「または」の基本的な意味の違い 

「もしくは」と「または」は、どちらも「AかBのどちらか一方」という並列の選択肢を表す言葉です。

そのため、単純に2つの選択肢を並べるだけであれば、どちらを使っても意味に大きな違いはありません。 

<どちらを使っても良い例>

  • りんご、もしくはみかん 
  • りんご、またはみかん 

日常会話や一般的なWeb記事では、どちらを使っても同じように通じます。

ですが、選択肢が「3つ以上」になったり、グループの中にさらに小さなグループが含まれる「階層構造」になったりした瞬間に、2つの言葉の役割は明確に分かれます。 

どっちが大きい?|「もしくは」と「または」の使い分けルール 

「または」の方が大きく、「もしくは」の方が小さいグループを表します。

言葉の「大きさ(階層)」の関係は以下の通りです。

<【大グループ】「または」>【小グループ】「もしくは」>
このルールに則って文章を作る場合、必ず「大きな括りを『または』」で結び、「その中の小さな括りを『もしくは』」で結ぶという順番になります。 

具体的な組み合わせの例を見てみましょう!

正しい例(AとBが小さなグループ、それとCを比べる場合):AもしくはB、またはC 

例えば、「うどんか、そばのどちらか、あるいは、カレー」という選択肢を提示したいときは、「うどんもしくはそば、またはカレー」と表現します。これにより、うどんとそばが同じ小さな麺類のグループで、カレーとは別の選択肢であることが一目で伝わります。

もし「うどんまたはそば、もしくはカレー」と書いてしまうと、法律文や公用文のルール上では、グループの大きさが逆転してしまい、書き手の意図が正しく伝わらなくなるため注意が必要です。

「あるいは」「ないしは」との使い分け

「もしくは」「または」のほかにも、選択を表す「あるいは」や「ないしは」という言葉があります。

これらとの違いも整理しておきましょう。 

<あるいは>
「もしくは」や「または」に比べて、少し話し言葉(口語)に近く、柔軟に使われる言葉です。また、「もしかすると」という推量の意味(例:あるいは、雨が降るかもしれない)で使われる点も「もしくは」とは異なります。

文章に変化をつけたいときや、並列の選択肢をフランクに提示したいときに適しています。 

<ないしは>
「ないしは」は、もともと「AからBまで(数量や範囲)」を表す言葉(例:3日ないし5日)として使われていましたが、現在では「Aか、またはBか」という選択の意味でも広く使われています。

ただし、「もしくは」よりもやや硬い表現になるため、契約書や公的な手続きの案内文などで見かけることが多い言葉です。 

そもそも「もしくは」とは?意味と基本的な使い方 

「もしくは」の例文や使い分けのルールを見てきましたが、ここではさらに一歩踏み込んで、「もしくは」という言葉の本来の意味や、文章における役割について詳しく解説します。

もしくはの意味と文章での役割

「もしくは」を漢字で書くと「若しくは」となります。

意味は、「いくつかの事柄のうち、どちらか一方、あるいはどれか一つを選ぶこと」を指します。国語の文法では「選択の接続詞」というグループに分類され、前後の言葉や文章を対等につなぐ役割を持っています。

<文章での役割>
読者に対して「これらの中から選んでください」という選択肢を明確に提示し、文章の条件を整理する役割を果たします。 

もしくはを正しく使うための基本ルール

文章の中で「もしくは」を正しく、そしてスマートに使いこなすための基本ルールは以下の2点です。

<選択肢は対等なものを並べる>
「もしくは」でつなぐ言葉は、同じ種類のグループ(名詞なら名詞、動詞なら動詞)である必要があります。

「明日の昼食は、うどんもしくは走る」のように、全く関係のない品詞や事柄を並べることはできません。 

<3つ以上の選択肢を並べるときは「、」でつなぐ>
が「A、B、C」と3つ以上ある場合、すべてを「もしくは」でつなぐと(AもしくはBもしくはC)、文章がとてもくどくなってしまいます。

正しいルールでは、最後の選択肢の前にだけ「もしくは」を置き、それ以外は読点でつなぎます。 

正しい例として「りんご、みかん、もしくはバナナ」があります。

目上の人に「もしくは」を使っても大丈夫?敬語表現のポイント

目上の人に「もしくは」を使ってもまったく問題ありません。

「もしくは」自体は敬語(尊敬語や謙譲語)ではありませんが、改まったビジネスシーンや文書で使われる「丁寧で硬い表現」にあたるため、目上の人に対して使っても失礼にはあたりません。

ただし、より美しく丁寧なビジネス文章にするためには、以下のポイントを意識することが大切です。

<文末をしっかり敬語にする>
「もしくは」の前後にある動詞や、文章の結び(文末)を「〜してください」「〜いただけますと幸いです」などの正しい敬語表現にします。 

良い例:お電話、もしくはメールにてご連絡いただけますと幸いです。

<より柔らかい表現に言い換える> 
「もしくは」は少しお堅い印象を与えるため、メールのトーンを少し柔らかくしたい場合は、状況に応じて「〜か、あるいは」「〜または」と言い換えるのもおすすめです。

文章で「もしくは」を使うときの3つの注意点とは?

「もしくは」は正しく使えば文章をスッキリと整理できる便利な言葉ですが、使い方を一歩間違えると、かえって読みづらい文章になってしまうことがあります。

実際に文章やメールを書く際は、以下の3つの注意点を意識してみてください。

連続して使いすぎると文章が読みづらくなる?

「もしくは」を1つの文章の中で何度も連続して使うのはいけません。

選択肢が多いからといって何度も繰り返すと、リズムが悪くなり、読者が「結局どれを選べばいいの?」と混乱してしまいます。 

  • よくない例:明日の会議には、ノートパソコンもしくはタブレット、もしくは資料を印刷した紙もしくは筆記用具をお持ちください 
  • 改善した例:明日の会議には、ノートパソコン、タブレット、資料を印刷した紙、もしくは筆記用具をお持ちください
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「もしくは」が連続すると、文章がくどくなってしまいますね!

以上の選択肢を並べるときは、先ほど紹介した基本ルール通りに、読点でつなぎ、最後の選択肢の前にだけ「もしくは」を置くようにスッキリとまとめるといいでしょう。

話し言葉では少し硬い印象も

「もしくは」は、主に書き言葉として使われることが多い接続詞にあたるため、日常のカジュアルな会話などで使うと、少し冷たい印象を与えてしまう場合はあります。

  • よくない例:今日の夜ご飯、カレーもしくはハンバーグどっちがいい?
  • 改善した例:今日の夜ご飯、カレーかハンバーグどっちがいい? 

口頭で話すときや、チャットツールなどでフランクに連絡を取り合う際は、「もしくは」の代わりに「〜か」「それとも」「または」を使った方が、自然で柔らかいニュアンスが伝わりやすくなります。 

漢字表記とひらがな表記の使い分け

「もしくは」は、漢字で「若しくは」と書くこともできます。

ビジネス文書などにおいて、どちらの表記を使うべきか迷うポイントですが、基本的には「ひらがな表記」をおすすめします。

一般的な文章では、接続詞はひらがなで書いて表すのが基本とされているからです。

漢字の「若しくは」は、普段あまり見慣れないため、文章の中に混ざると少し威圧感(いあつかん)を与えたり、読むスピードを落とさせたりする原因になります。

ですが、国のルールで定められている公用文や法律条文、またそれに準じる厳格な契約書などでは、文章の構造を厳密に区別するため、今でも「若しくは」と漢字で表記することが義務付けられています。 

  • 一般的なビジネスメール・Web記事:もしくは(ひらがな)
  • 法律・公文書・厳格な契約書:若しくは(漢字)

このように、自分が今書いている文章の目的やターゲットに合わせて、適切に使い分けることが大切です。 

まとめ|もしくはの例文を覚えて正しく使いこなそう! 

今回の記事では、「もしくは」の具体的な例文や正しい使い方、そして「または」との違いについて解説してきました。

「もしくは」は複数の選択肢から一つを選ぶときに使う便利な接続詞です。2つの事柄を並べる際は「または」と同じ意味ですが、大きなグループの中に小さなグループが含まれる場合は「または」が大きな括り、「もしくは」が小さな括りを表すという厳格なルールがあります。

ビジネスメールや公用文で誤用すると意図が間違って伝わる原因になるため、正しく意識することが大切です。シーンに合わせた例文を参考に、ぜひ日々の文章作成でスマートに使いこなしてみましょう。

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