「たり」の使い方を例文付きで解説!意味や言い換え表現を知って文章力をUPしよう

普段のメールや文章作成で、何気なく使っている「〜たり」という表現ですが、「1回しか使っちゃいけないんだっけ?」と、正しいルールに迷うことはありませんか?

使い方を間違えていると、ビジネスやWebライティングの現場では「どこかだらしなくて幼稚な文章」という印象を与えてしまう可能性があります。

私

この記事では、「たり」の正しい文法ルールや、今すぐ使える具体的な例文を分かりやすく解説します。

多くの人が悩む「1回だけでも使っていいの?」という疑問の答えや、文章が劇的に引き締まる言い換え表現も網羅しました。この記事を読めば、正しい使い方が3分でわかり、誰に読まれても恥ずかしくない自然で美しい文章が今すぐ書けるようになりますよ!

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「たり」の使い方を例文付きで解説!

文章を書くときに、複数の動作や状態を並べて説明できる「たり」。非常に便利な言葉ですが、実は明確な決まりごとがあります。

まずは、絶対に押さえておきたい基本ルールと、そのまま使える具体的な例文をシーン別にご紹介します。

「たり~たりする」の基本ルール

「たり」を使用する際の最も重要な原則は、「たり」を2回以上繰り返して使うということです。

日本語の文法において、「たり」は並列助詞(または接続助詞の連用形)に分類され、いくつかの事柄を例として並べる役割を持ちます。そのため、基本的には以下のような形で文章を組み立ててみましょう。

<基本の使い方>
〇〇したり、△△したりする。」

正しい使い方のポイントには以下の2つがあります。

  • 原則「たり」は2回セットでの使用
  • 文章の最後は必ず「する(します・した)」などの動詞

「〜たり、〜する」のように、1回しか使わない表現は文法的には言葉足らずな印象を与えてしまうため、文章作成の際は必ずセットになっているかを確認しましょう!

実は私、駆け出しライターの時代に2個セットで使うことを知らず単体で使っていた時代がありました。

ぜひ、皆さんは基本のルールを押さえて使用してくださいね!

日常会話で使える「たり」の例文

日常会話やSNSなど、プライベートな場面で休日の過ごし方や、複数の行動をカジュアルに伝える際の例文を3つ紹介します。

<例文①>
「週末は、部屋の掃除をしたり、お気に入りのカフェで読書をしたりして過ごしました。」

<例文②>
「最近は、YouTubeで動画を見たり、家でヨガをしたりすることにハマっています。」 

<例文③>
「最近の天気は、急に雨が降ったり晴れたりして、服を選ぶのが難しい。」

日常会話では、最後の「〜したりする」の「する」を「過ごしました」「ハマっています」などの別の動詞に変化させて、自然な結び方にするのが一般的です。  

ビジネスメールや文章作成で使える「たり」の例文 

ビジネスシーンや公的な文章では、正しく「たり」を使うことで、複数の業務や状況をスマートに整理して伝えられます。

文末を「〜いたします」「〜恐れがあります」などの敬語や適切な表現に整えるのがポイントです。 

使用シーン例文
業務報告「本日は、午前中に契約書の作成をしたり、午後からクライアントと打ち合わせをしたりいたしました。」
予定・調整「週明けのスケジュールによって、訪問時間を変更したり、オンライン面談に切り替えたりする可能性がございます。」
注意喚起・リスク説明「システムの負荷によっては、画面の表示が遅れたり、一時的にアクセスできなくなったりする恐れがあります。」

ビジネスメールでは、だらしない印象を与えないよう、特に、2回繰り返すルールを徹底するのが、文章作りのポイントです。

「たり」は一回だけでも使える?よくある疑問と注意点 

文章を書いているとき、「〜たり」を1回しか使っていないことに気づき、「これって文法的に大丈夫かな?」と不安になった経験はありませんか?

ここでは、多くの人が悩む「1回だけの使用」に関する疑問や、文章の質を落とさないための注意点を詳しく解説します。

「たり」は一回だけでも使える? 

公的な文書やビジネスシーン、Webライティングなどでは「たり」を1回だけで使うのは避けましょう。

「たり」はいくつかの動作や状態を並列して例に挙げる言葉です。そのため、1回の場合は読者が「もう一つの例はどこにあるのだろう?」と違和感を持ってしまうことにつながる場合があるのです。

<不自然な文章>
「休日は映画を見たりします。」
<自然な文章>
「休日は映画を見たり、買い物をしたりします。」 

例外として、現代では日常会話や小説などの文学的表現では、あえて1回だけ使い、「ほかにも同様のことがあるけれど、代表して一つだけ挙げる」というニュアンスを持たせる場合もあります。

<例文>
「たまには旅行に行ったりしたいなぁ。」

ほかにもしたいことはあるけれど、代表して旅行を挙げているという場合などです。

ですが、客観性や正確性が求められるビジネスメールやブログ記事では、「言葉足らずでだらしない文章」という印象を与えてしまうため、必ず2回以上セットで使うようにしましょう。 

「たり」を使うときの注意点 

「たり」を文章に組み込む際は、以下の「文末は必ず「する」で受ける 」などの2つの落とし穴に注意する必要があります。 

<文末は必ず「する」で受ける>

「たり」は、後ろに「する(します・した)」などの動詞を伴うことで初めて文が成立します。「たり」だけで文章を終わらせるのは避けましょう。

  • よくない文章の例:「昨日は本を読んたり。」
  • よい文章の例:「昨日は本を読んたり、音楽を聴いたりしました。」 

<3回以上の使いすぎは文章が幼稚になる>

原則は「2回繰り返す」ですが、だからといって「〜たり、〜たり、〜たり、〜たりする」と3回も4回も繰り返すと、今度は文章がダラダラとしてしまい、箇条書きのようになって幼稚な印象を与えます。

複数を列挙したい場合でも、「たり」は2回までにとどめるのが、読みやすいスマートな文章にするコツです。

間違いやすいNG例と正しい修正方法 

ライティングや文章をかく場面で特によく見かける、間違いやすい「たり」の使い方には「後ろの「たり」が抜けている 」など、3つがあります。

<①後ろの「たり」が抜けている>

  • よくない文章の例文:セミナーに参加したり、知識を深められました
  • よい文章の例文:セミナーに参加したり、異業種の方と交流したりして、知識を深められました

<②文末が「する」ではなく、別の言葉で結ばれている>

  • よくない文章の例文:明日の会議では、資料を配ったり、プロジェクターの準備です 
  • よい文章の例文:明日の会議では、資料を配ったり、プロジェクターの準備をしたりします 

<③そもそも1つの動作しかなくて「たり」が不要なケース>

  • よくない文章の例文:お腹が空いたので、ラーメンを食べたりしました 
  • よい文章の例文:お腹が空いたので、ラーメンを食べました

無意識のうちに「たり」が単独になっていないか、あるいは文末の結びが不自然になっていないかを執筆後に見直すだけで、文章の完成度は劇的に向上します。 

文章をより良くしたいなと感じているあなたには、こちらの記事をおすすめ!

「ものの」の正しい使い方を説明しており、類語のニュアンスの説明も見れてより、文章に強くなれますよ♪

「たり」とは?意味と基本的な使い方 と「や」「とか」との違い

「たり」のルールや例文を見てきましたが、そもそも「たり」にはどのような文法的な意味があり、他の並列を表す言葉とどう違うのでしょうか。

「たり」の正体をマスターすることで、状況に応じた正確な言葉選びができるようになります。

「たり」が持つ2つの意味

日本語の文法において、「たり」には大きく分けて「例示 」などの2つの重要な意味があります。

<①例示(代表的なものを挙げる)>

たくさんある選択肢や行動の中から、分かりやすい代表例をいくつかピックアップして提示するという意味です。 

「本を読んだり、音楽を聴いたりする」 

<②交替・交互(2つの状態を繰り返す)>

2つの対照的な動作や状態が、交互に、またはランダムに入れ替わる様子を表す意味です。

  • 「部屋を出たり入ったりする」
  • 「株価が上がったり下がったりする」 

上記の用に単に複数を並べるだけでなく「他にもある中からの代表例」だったり「交互の繰り返し」だったりするニュアンスが含まれるのが「たり」の特徴です。 

「たり」の基本的な接続方法 

「たり」を言葉の後ろにくっつける(接続する)ときは、基本的に過去形(タ形)の形にするのがポイントです。動詞だけでなく、形容詞や名詞にも繋げられます。

品詞接続のルール(タ形+り)具体例
動詞動詞のタ形+たり・食べる>食べたり
・行く>行ったり
い形容詞かった+たり・寒い>寒かったり
・美味しい>美味しかったり
な形容詞だった+たり・綺麗だ>綺麗だったり
・便利だ>便利だったり
名詞だった+たり・雨>雨だったり
・学生>学生だったり

名詞やな形容詞に繋げる場合は、「雨だったり、晴れだったりする」のように「〜だったり」という形になります。品詞によって形が少し変わるため、スムーズに口から出るように覚えておくと便利です。 

「たり」と「や」「とか」の違い

複数のものを並べる言葉には、他にも「や」や「とか」がありますが、一見同じように使えそうですが、後ろに続く言葉の種類に違いがありますよ。 

<たり:動作や状態を並べる>

「たり」は基本的に動詞や形容詞など、動きや状態を列挙するときに使います。 

「歌ったり踊ったりする」 

<や:モノや名前をキッチリと並べる>

「や」は名詞と名詞を繋ぐ言葉です。ビジネス文書や論文など、少しかしこまった表現に適しています。 

「リンゴやバナナを買う」 

<とか:モノや名前をカジュアルに並べる>

「や」と同じく名詞を繋ぎますが、より日常会話に近く、フランクに「〜など」と例を挙げるニュアンスになります。 

「リンゴとかバナナとかを買う」 

よくある間違いとしては、「リンゴたりバナナたりを買う」のように単に名詞だけを並べる使い方はできませんので注意しましょう。動作を並べたいときは「たり」、モノの名前を並べたいときは「や」「とか」を選ぶのが、日本語として最も自然な使い分けです。

「たり」の言い換え表現は?会話やビジネスで使える言葉を紹介 

1つの文章や段落の中で「〜たり、〜たり」を何度も繰り返すと、どうしても文章が幼く見えたり、テンポが悪くなったりしてしまいます。

文章のクオリティをもう一段階アップさせるために、シーンに応じたスマートな言い換え表現をマスターしましょう。

「たり」の主な言い換え表現一覧 

「たり」の主な役割である「並列(いくつかの事柄を並べる)」や「例示(代表例を挙げる)」は、他のさまざまな言葉で表現できます。

まずは全体のイメージを掴めるよう、一覧表にまとめました。 

言い換え表現主なニュアンス適したシーン
〜など/〜をはじめ代表的な例をピックアップするビジネス・公的文書・日常
〜や/〜および事柄をすっきりと並列するビジネス・公的文書
〜をはじめとする特定の例を特に強調して挙げるビジネス・論文
〜とかフランクに例を並べる日常会話・親しい間柄

言葉を状況に応じて使い分けることで、「たり」の使いすぎを防ぎ、引き締まった美しい文章を作れます。

会話で使いやすいカジュアルな言い換え例 

友人との会話やSNS、親しみやすいトーンのブログ記事などで使える、カジュアルな言い換え表現です。 

<「〜とか」を使った言い換え>

  • 元の文:休日は映画を見たり、買い物をしたりしています
  • 言い換え:休日は映画を見るとか、買い物に行くとかしています

ポイントは「〜とか」を使うことで、口頭でもリラックスした、柔らかいニュアンスを伝えられます。

<「〜など」を使った言い換え>

  • 元の文:カフェで勉強したり、仕事を補佐したりする予定です
  • 言い換え:カフェでの勉強や、仕事の補佐などをする予定です

ポイントは動作を一度名詞の形(勉強、補佐)にして「〜など」で結ぶと、すっきりとした印象になりますよ。 

上の人や公的文書で使える上品な言い換え

目上の人へのビジネスメール、報告書、公的な文書では、「たり」を使いすぎるとカジュアルに見えてしまうことがあります。

より信頼感を与える、上品でフォーマルな表現に言い換えましょう。

 <「〜および(並列)」を使った言い換え>

  • 元の文:仕様書を確認したり、見積もりを修正したりしてください
  • 言い換え:仕様書の確認、および見積もりの修正をお願いいたします

名詞の形に整理して「および」で繋ぐことで、ビジネス文書として非常に格調高い表現に仕上がります。 

<「〜をはじめ(例示)」を使った言い換え>

  • 元の文:弊社では、A社と取引したり、B社と連携したりしています
  • 言い換え:弊社では、A社をはじめとする多くの企業様と連携しております

こちらのポイントは、代表的な例を1つカチッと提示し、残りは含みを持たせることで、無駄のない大人の文章になります。

また、送迎後にその日の思い出とともに、お礼を送ってみませんか?相手別の好印象な例文を紹介しているので、普段送っていないというあなたも、簡単にお礼のメッセージを送れますよ♪

まとめ|「たり」の使い方を例文で理解して自然な文章に活かそう 

「たり」という表現は非常に身近な言葉だからこそ、正しい文法ルールをマスターしておくことが、読みやすく信頼される文章を書くための第一歩となります。

今回の内容で最も大切なポイントは、「たり」は原則として2回以上繰り返して使うというルールです。

1回だけ単独で使ってしまったり、文末を「する」以外で結んでしまったりすると、文章のバランスが崩れてだらしない印象を与えてしまいます。文章を書き終えたあとは、必ず「〜たり、〜たりする」の形が崩れていないか見直す習慣をつけましょう。

もし「たり」を使いすぎて文章がくどくなってしまうときは、状況に合わせて「〜など」や「および」といった別の表現に言い換えるのがおすすめです。言葉のバリエーションを増やすことで、あなたの文章力や表現力は一段とアップします。

今回ご紹介した基本のルールやシーン別の例文を参考にして、日々のメール作成や記事執筆にぜひ役立ててくださいね。

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